仮審査がないようなカードローンって危険ですか？私が聞いたところによると、そこは申込書を提出してそれを審査するという手順がないんです。
私はそういう手続きがすごく苦手なんで、それなら借りたいなと思ったんですが、よく考えるとこれってやっぱ危険なんでしょうか？
審査がないようなカードローンは危ないです！
大手カードローンのサイトを見ると、申込のページには必ず「仮審査申込」なんていうボタンがありますよね。でも仮審査というのは呼び名に過ぎません。審査の最初の一段階のことを仮審査と言っているだけなんです。中にはそう書いていないこともありますが、それでもちゃんと形通りに審査はされているんですよ。
申込書には、その人の個人情報を尋ねる項目がたくさんありますよね。初めて申込みをした方は、その項目の多さや詳しさに驚いた方もおられるかもしれません。持ち家か借家か、結婚しているか未婚なのか、中には実家や旧姓まで尋ねられる場合もあります。このように申込書を正確に入力するのは、なかなか手間のかかるものですが、これによってどのくらいお金を借りれるか、おおよその判定がされることになります。それが仮審査の結果です。
その後必要書類の提出があり更に詳しく調査されて、本審査に通れば無事契約成立ということになります。つまり仮審査は「仮」とはいっても、実は審査の主体となるものだということが分かりますね。申込書の提出がない限り審査は始まりません。多くの企業では「仮審査」とは表示していなくても、必ずこの申込書に沿った審査段階があるはずです。
（⇒カードローンの仮審査を複数受けるのは良くない？）
もしもこのような段階がないとしたら、それは仮審査だけでなく、審査そのものがない業者だということになりますよね。審査がないってどういうことなんでしょう？つまりその人が返済できてもできなくてもいいってことです。でも慈善事業でもないのに返済しなくていいなんて、あり得ませんよね。
ということは、そのような業者は通常の返済方法以外でも回収するつもりだということです。これはどう考えても、借りる側にとってはあんまり良さげな話じゃありませんよね。つまり必ずしも「仮審査」と称している必要はないのですが、ちゃんと申込書に基づいた審査をしないような業者は、やはり避けた方がいいということになります。面倒な審査は、安心な借入につながります。
【参考ページはこちら】
仮審査のあるカードローンは通りやすい？通りにくい？
カードローンは、本審査より仮審査が危険です
カードローンを契約する場合は、主に三段階の審査を通過しなければなりません。第一段階が、申し込み条件を満たすことです。第二段階が、仮審査です。第三段階が、本審査です。（こちらもご参考に→カードローン仮審査後、どれくらいで結果が出る？）
第一段階についてですが、まずは各金融機関において申し込み条件というのが公表されているので、きちんと確認してから申し込みましょう。一般的には、年齢条件と収入条件です。年齢は20歳以上というところはどこでも一緒ですが、上限は各社まちまちです。59歳までというところもあれば、70歳までというところもあります。収入条件については、基本的に「安定収入」があれば問題ありません。
第二段階は、仮審査です。現在の勤務先や、収入状況、他社からの借入状況などが確認されます。ほとんどの人は、第三段階の本審査を恐れているようですが、実際には、この仮審査が一番危険です。正確な情報の申告が求められるからです。
もし申告内容に少しでも間違いや虚偽があったならば、借り入れはできなくなります。他社からの借入がある場合は、「100万円ぐらいだったかなあ」という程度ではなく、きちんと正確な数字を確認してから申し込みましょう。そのつもりがなくても、虚偽申告とされてしまったら終わりです。
第三段階は、本審査です。主として、信用審査と在籍確認です。カードローンを申し込む人ですから、通常は過去の金融事故などはない人が多いと思われます。大きな問題がなければ、信用審査はパスします。また、在籍確認は、申告した勤務先で本当に働いているのかを確認するといったものです。会社に電話が来ます。本人がいることが確認できれば、それでオッケーです。
以上の段階を経て、晴れてカードローンを利用できる身分となります。一般には、仮審査に通過すると本審査も通過する人が大半なので、やはり大事なのは仮審査と言えるでしょう。嘘偽りない、正直で、正確な情報を申告して下さい。向こうはプロです。小さな嘘でもバレてしまいますよ。
