私は3年前に会社を退職して、今は年金で生活しています。普段はそれで全く問題がないのですが、孫たちにお祝いをしたい時だけはお金が心配になることもあります。今年は、長女のところの孫の進学と長男のところの孫の入園が重なって、苦しくなりました。それで、カードローンを使ってお金を借りようと思っているんです。
ですが、年金生活をしていること、年齢のことが気になって、申し込んでもだめだったらと思うと直接借り入れ先に聞く気にはなれません。それで聞いておきたいんですが、カードローンを使うのに年齢制限はあるのでしょうか。
カードローンにはそれぞれの会社が定めた年齢制限があります
ご心配のように、カードローンを利用するためには、それぞれのカードローン会社が定める年齢制限の範囲内の年齢であることが求められます。下はほとんどのカードローンが成人した人を対象とするということで20歳からとなっています。そして、上限は65歳としているところもあれば70歳としているところもあるというように、カードローン会社ごとに違います。
カードローンに年齢制限があるのは、返済能力という点を考えてのことです。カードローンは時間を掛けて返済するものなので、年齢が上がりすぎると返済が難しくなると思われるからということですね。そこで、どれくらいまでなら返済が可能かということをもとに、カードローン会社ごとに上限の年齢を定めているというわけです。
それから、カードローンを利用するためには定期的に収入があることも必要とされます。退職前なら給料をもらうというのがそれに当たるものでしたが、退職した後はどうなるのかというと、あなたがおっしゃっていた年金が定期的な収入とみなされ、借り入れができるという仕組みになっています。
しかし、審査基準が厳しいところでは年金収入のみだと借り入れができないということもありますので、申込みをする時には年金の収入だけで申し込めるのかどうかを確認することが必要ですね。それから、銀行などであれば、年金収入で生活している人に貸し付けを行う、シニア向け商品を扱っているところもあるんですよ。
そういう商品なら、一般的なカードローンよりも上限の年齢が高めに設定されていることもありますので、あなたのように年金収入であることと年齢のことが気になるようであれば、そういったシニア向け商品を利用すると借り入れできない可能性をより低くすることができるんですよ。
【参考ページはこちら】
69歳でも借りられるカードローンはある?
カードローンに年齢制限あるのでしょうか?
カードローンは世間で思われているほど難しい審査はなく、大抵の人は申し込むことが出来るので、カードローンに年齢制限あるのかと思われることもあるでしょう。もちろん各社によって対応は若干異なりますが、実際に存在します。
まず、下限ですが、これはほぼ20歳になっています。条件付で18歳以上としているところもありますが、大手では少ないです。その理由ですが、お金の貸付は原則成人を対象としており、未成年の場合は親権者の同意が必要となります。つまり、お金を貸しても、未成年の場合は親権者の同意が無いという理由で一方的に無効にすることが出来るのです。
そうなれば貸した側としては取りっぱぐれになりますので、未成年への貸付は非常に慎重にならざるを得ません。
次に上限ですが、これは下限ほどきっちりとは分かれてはいませんが、65歳としているところが多いです。その理由は2つあります。まず、定年退職及び年金です。企業の定年退職の多くは60歳から65歳であり、年金の支給も年齢が段階的に引き上げられて65歳となります。
60歳で定年退職を迎えても65歳まではパートなどで働き、年金がもらえるようになったらパートはやめると考える人が多いです。企業に勤めているときに比べると、退職した人はもちろん、年金生活者であっても収入は大きく減ります。そうなれば生活費の割合が増え、返済原資が大きく減ることになります。
もう一つは、加齢リスクです。60を超える年齢になってくると、病気はもちろん死亡のリスクも高まってきます。70歳未満ですと医療費負担は3割ですので、少なくはありません。病気により返済が困難になったり、死亡により借入金の回収が不可能になったりする可能性があるので、この辺りの年齢を上限としているところが多いのです。
しかし、今の日本では60歳を超えてもなお元気な人は多くいますし、企業の役員の方や自営業者の方のように活躍している人達も多くいますので、探せば70歳を超えても対応しているところもあります。