5年ほど普通の企業に勤めていましたが、そこを退職して自由業になりました。一応イラストレーターの端くれではありますが、どこに所属する事も無く自分の腕だけで生きていけるというのは、気持ち的にも非常にやりがいもあるし気楽でもあります。
自由業になってからは基本的に良いことばかりですが、一部の申し込み関連などにおいては多少不便に感じる事もあります。会社に通っていないという事もあって肩書きの説明は記述が面倒なのですが、やはり融資を受ける場合にはそれも顕著に思えます。融資というのは会社に通っている人向けのサービスですので、自由業だと手続きが少し面倒になります。
とはいえ申し込めないというわけでは無く、カードローンを一枚これから作ろうと思いますが…自由業になってからこうした融資を受けるのは初めてなので、自由業がカードローンを作る上での注意はありますか?自由業になってからやっぱり生活面で変わった部分というのも多く、多少の不安もあります。自由業ならではの注意点をどうぞ教えて下さい。
自由業なら提出書類が増える以外はさほど無いと思います
もう既に理解しているっぽっすけど…自由業の場合、やっぱり仕事と収入の証明が融資ではしにくいとされているっすね。通常の会社員の方なら会社に連絡すれば、それだけで通勤している=収入もあるという図式が成り立つっす。自由業っていうのは自営業の一種であるから、本人が利益を出して収入としている都合上、ちょっと必要になる事が増えるっす。
自由業の場合、仕事の証明がしにくい以上、収入の証明でもって融資の審査を進める事が可能になるっす。収入の証明っていうのは給与明細とかが分かりやすいっすけど、自由業だとそれも無いと思うっす。だから自由業の場合、収入証明ができるものとして源泉徴収票や支払い調書が必要になるっすよ。給与明細の代わりが支払い調書っすから、こちらを用意しておくと大抵の申し込みで収入として証明できるっす。
他は特に無いっすね。意外かもしれないっすけど、収入がしっかりとあるのなら、★カードローン審査は比較的平等にしてくれるっす。やっぱり安定感という意味では公務員の人とかに比べて不利にはなりやすいっすけど、作れないと門前払いになる事は無いので安心して欲しいっす。
あとこれは言うまでも無い事っすけど、自由業だと収入が安定しにくいから、急にお金を返せなくなるっていう可能性も高くなるっす。だから、返せる目処がある時にカードローンを使わないといけない分、ちょっとだけ利用タイミングがシビアなのは忘れないで欲しいっすねぇ。
【参考ページはこちら】
その他の職業で働いている場合のカードローン
自由業でも安定収入があれば、カードローンは大丈夫です
カードローンを組む場合、一般に属性が審査の基準に入ってきます。年齢や性別、収入、勤務先などです。これらのうち、収入基準については、他のローンと趣旨が異なるため、注意する必要があります。一般にローンを組む場合は、年収の高低が融資基準の大きなポイントとなります。年収300万円の人よりも、年収3000万円の人のほうが審査は通りやすくなるのは、普通に考えれば当然のことです。
しかし、カードローンの場合、たとえ昨年度の年収が3000万円であったとしても、審査で落ちる可能性があります。逆に、昨年度の年収が300万円であったとしても、審査を通過する可能性があります。
カードローンは、収入の高低よりも、収入の安定性を重視します。昨年度だけ3000万円の年収があったとしても、一昨年度の年収が30万円であれば、今年の年収はどうなるか分かりません。安定性がないのです。それに対して、昨年度の年収が300万円で、一昨年度の年収も同額ほどで、まだ同じ会社に勤務しているといった場合には、今年の年収も300万円程度と想定できます。安定性が認められます。
カードローンは、そのような基準で審査をするのです。したがって、東証1部大企業の幹部よりも、地方公務員のほうが審査は通りやすくなります。中小企業の社員よりも、大企業の社員のほうが審査は通りやすくなります。自営業よりも、会社員のほうが審査は通りやすくなります。これらが一般的な解釈といって良いでしょう。
ただし、一般的な解釈には収まらない例も多くあります。たとえ自営業でも、何年も安定的に収入を得ている人もいます。あるいは、自由業と言われるフリーランスのカメラマンやライターなどでも同様です。(こちらもご参考に→事業者でもカードローンは借りられるの?)申し込みの際に所得証明が必要になる場合もありますが、必ずしも「自営業」「自由業」という属性だけで融資の可否が決まるわけではありません。
カードローンは、収入の額ではなく、収入の安定性が大事です。重要なポイントです。